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 B型肝炎とは

どんな病気

B型肝炎ウイルスによる感染症で、肝炎をおこします。また肝臓にすみつき(キャリア)、肝硬変や肝臓がんを引き起こす可能性があります。知らない間に感染していることも多く、特に免疫機能が未熟な乳児や、3歳以下の幼児が感染した場合はキャリアになるリスクが高まります。

B型肝炎ワクチン(任意接種・不活化ワクチン)で予防することが出来ます。

乳幼児の感染と慢性化について

B型肝炎ウイルスの感染が慢性化する可能性は、感染した年齢によります。B型肝炎ウイルスに感染した小児が、最も感染が慢性化しやすいようです。
・1歳以下で感染した乳児の90%で感染が慢性化します。
・1歳から4歳の間に感染した小児の30%から50%で感染が慢性化します。

厚生労働省検疫所:B型肝炎より

B型肝炎ウイルスに感染すると、潜伏期間は1ヶ月~半年ほどで発症後は比較的少しずつ症状が現れてきます。発熱、食欲不振、倦怠感、嘔吐、右季肋部痛、上腹部膨満感、濃色尿などの自覚症状が現れたのち、黄疸が現れ、2ヶ月~半年ほどで完治します。成人してから感染した場合は、ほとんどこのような一過性の急性肝炎で終わりますが、劇症化することもあります。

感染経路

非常に感染力が強く、B型肝炎ウイルスを持った母親から分娩時の母子感染、キャリアからの輸血、性行為などが主な感染経路です。しかし、特に子供の場合は、原因不明のことも多く、誰もがかかる可能性のある感染症です。集団生活で知らない間に集団感染した例もあります。

B型肝炎ワクチンの接種

日本では任意接種となっていますが、(2016年1月現在)WHO(世界保健期間)では、定期接種を勧めており、多くの国で定期接種となっています。日本も、今年度中にも定期接種化される見込みです。

ワクチンは生後1週間以内から1歳までに3回の接種をします。

同時接種も可能なワクチンですので、早めにかかりつけの医師に相談しましょう。また、B型肝炎ワクチンは何歳になっても接種することが可能です。接種を忘れてしまった場合でも、早めの接種を考えて、医師と相談するといいでしょう。

参考サイト

B型肝炎とは 国立感染症研究所

B型肝炎 厚生労働省検疫所

2016/02/03 更新

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